へりくだりや丁寧語
丁寧語の「お」。これをつけるだけで、ずいぶんと丁寧に聞こえるため、つい多用したくなります。でも、丁寧だからと言って、「おビールお飲みになりますか?」など、本当に日本語として正しいのでしょうか?
長い名詞やカナで表現する外来語などは、もともと「お」はつかなったようです。この場合は「ビールお飲みになりますか?」で十分丁寧です。最近になって、なんにでも「お」がつくような習慣ができていますが、いま一度自分の言葉づかいを見直してみるのも良いかもしれないですね。
二重敬語はOK?
丁寧に表現したくて、つい「奥さまはお帰りになられましたでしょうか?」なんて二重敬語を使っちゃう方いませんか?これは、「お帰りになりましたか」と「帰られましたか」のふたつが重なっています。普段から何気なく使ってしまいがちですが、やはり二重敬語は日本語としては美しくはないようなので、考えて敬語を使うようにしましょう。